世界的にも、人口増加による食糧不足が懸念されています。
しかし日本の食糧自給率は、３８％に下がったままです。
今年は異常気象が続き、兵庫県では米・野菜の生育に影響が出ています。
日本政府は、自動車産業さえ良ければ、他は必要ないかのような方針で、
林業は廃れ、遠い外国から木材を輸入するようになって、山は荒れて
マツタケは採れなくなり、里山も崩壊して獣害が多発するようになりました。
鉄鋼造船業も見捨てられて、新造船は海上自衛隊向けの軍艦や
潜水艦がメインとなり、世界に誇れる造船技術も途絶えつつあります。
２１世紀の基幹産業となるＡＩ（人工知能）・ロボットを担う電気産業も
１ドル８０円の為替相場が長期化して、海外に工場や技術が流出しました。
そして、日本中の商店街がシャッター通り（ゴーストタウン）になって、
国民全体が未来に良い展望を描けず委縮し、日本が静かに衰退しています。
その一方で、富裕層はますます富栄えています。
贅沢な暮らしを続けているだけで、みるみる財産が増えていく富裕層に応分の
税負担を求めるべきです。
まるでティッシュﾍﾟｰﾊﾟｰのように１万円札を出してくる富裕層と一般国民が
１０００円の買い物で１００円（10％）の消費税を負担するのは公平を装っていても、
絶対に間違った政策です。
そして新型コロナウィルスの感染拡大をきっかけに、国民は冷静に政府や
安倍首相の言動・政策を見つめるようになっています。
一部の人たちだけで好き放題に日本を食いつぶして、そのツケを国民に負わせる
インチキな政治には、もう我慢できません。
農民連は「農業」と「食べる事」を大切にし、「平和な暮らし」が続くよう努力します。
これからも、ともに頑張り政治を変えましょう。