農業は国の生命線 その2
人間は生きている限り、必ず食べ続けている。来る日も来る日も食べている。
もし、食べない日が続いたならば、死んでしまう。
何を食べようか?
お金を食べることは出来ない。
株券も食べることは出来ない。
自動車も食べられない。
仮想通貨も音楽も食べることは出来ない。
その人間が食べることが出来る食糧を作っているのが農業で、海から頂くのが漁業だ。
農業が人間の営みに根付いていれば、食糧の不安はない。
しかし、我国の政府は、
お金で食べる事が出来れば食糧の不安は無いと考えている。
このまま、食糧自給率が下がったとして、世界を見渡すと、食糧を生産できない国は貧しい。
コーヒー豆しか生産しない国、チョコレート原料のカカオしか生産しない国、レアメタルしか産出しない国、みな貧しい国だ。
日本は?自動車しか生産しない国に進んでいる。
ますます、貧しい国になるだろう。
一方で、先進諸国は農業を手厚く保護育成している。
アメリカは自国の農家に毎年1兆5千億円配っている。
ヨーロッパも農業が職業として成り立つように補助金を出している。
だがしかし日本では年老いた農家が年金をつぎ込んで、意地になって農業を続けている。
もう日本の農業は、自民党と公明党の政権では5年持たないと思う。
農業は努力が必ずしも結果につながらない。
台風・異常気象・獣害・地震・津波
被害にあった田畑を前にすると、「もうだめなんじゃないか」と思ってしまう。
しかしそれでも、農民は種をまき続ける。
私ならば心が折れるような洪水被害でも、笑って田畑を耕し種をまく姿を何度も見てきた。
ダメでもダメでも、続けるのが農業だと、最近おぼろげながら分かってきた。
悪い政治がその農業をますます困難にしている。
農業は国の生命線だ。
武術などで、急所というわずかな打撃で敵を打倒できるポイントがあるが、農業は国の急所なのだ。
真面目に国を思う政治家達ならば、急所を守るはずだが、まったく守っていない。
もう、時間がない。
今年は衆議院選挙が行われる。
農業の復権に関して、最後のチャンスになるだろう。
悪い政治を行うものは落選させ、国民の生活を大切に考える人を当選させよう。
政権与党の自民党と公明党に投票しない事が「今の世の中に満足していない」意思表示で、その数が大きければ、政権交代が実現する。
国民は今の世の中・政治に満足していない。
しかし、自民党と公明党と、その支持者は満足しているのだろうか。
このような日本にしてしまって、申し訳なかった。
政策を誤ったので、元に戻します。
などの発言を、まったく聞かない。
ならば全部、思い通り大成功なのだ。
新型コロナの患者数が増えて、入院先が無く、心臓を患う人が自宅で亡くなるのも大成功。
労働者の賃金が下がり続けるのも大成功。
若者の死因トップが自殺なのも大成功。
年金支給額が下がり続けて、支給開始年齢が上がるのも大成功。
経済が冷え込んでいるのに株価だけ上がって金持ちがもっと金持ちになるのも大成功。
どんなに悪い政治を行っても、国民が我慢するようになった大成功。
諸行無常、このようなインチキがいつまでも続くと思っているなら甘い。
今年、必ず終わらせて見せる。
そして国の生命線である農業を守るのだ。
農業の経済規模はGDPの1%にすぎない。
だから、農業を守る経済負担は他産業を保護育成するより安上がりなはずだ。
国の生命線を守ることを思えば、アメリカ並みに1兆円支出できる。
今年行われる衆議院選挙で、インチキ政治を終わらせて、農業を守る候補者を国会に送りたい。
農民のように、決してあきらめず政権交代の種をまき続ける事が大切だ。
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